11000系

●概要
2015年、神戸線の3000系を置き換える目的で製造された。前面には貫通扉が復活し、最新の永久磁石同期電動機(PMSM)を採用し、騒音の軽減に勤めた。車内では、大型袖仕切りを採用するなど安全性の向上に努めている。現在、神戸線で運行している。
●諸元
形式 11000(M1c)、11100(M2)、
       11200(M1)、11300(M2)
       11600(Tc)、11700(T)
編成 6両編成
製造 2015年〜製造中
営業最高速度 110km/h
設計最高速度 110km/h
起動加速度 3.3km/h/s
減速度 3.5km/h/s(常用最大)
          4.2km/h/s(非常)
最大寸法 長さ 18880mm
             幅 2800mm
             高さ 4067mm
車体材質 軽量ステンレス
主電動機 全閉式永久磁石同期電動機
             SEA538A
出力 190kW×4基/両
駆動装置 TD平行カルダン
制御装置 VVVFインバータ制御
台車 ボルスタ付きモノリンク台車
制動装置 電気指令式ブレーキ
保安装置 阪神・山陽・阪急型ATS
●配置区所
西宮工場
●運用範囲 
神戸線(日本橋筋ー神戸)
姫路線(神戸ー須磨)
西宮線(江坂山ー今津)
京都線(万博記念公園ー江坂山)

2015年、神戸線の3000系置き換えの為に製造された。
神戸線の各駅停車は2000系・3000系・8000系・10000系で運行しており、その大半が公社時代の車両が占めているが、2000系・8000系・10000系はバリアフリー対応になっており、2000系に関しては延命工事が過去に施工されている。しかし、3000系は延命工事等が一切行われず、バリアフリーにも未対応となっており、他車と比べて見劣りしていた。又、2000系は電機子チョッパ制御、8000系と10000系はVVVFインバータ制御であり回生ブレーキを使用できる省エネ車両であるが、3000系は抵抗制御であり省エネでは無いことから置き換えが必要とされていた。そこで、神戸線の各駅停車に対応し、更に他路線にも投入できる汎用型の新型車両を開発することにした。それが11000系である。
基本的には10000系をベースとしているが、前面は再び貫通扉付きとなった。これは、将来他線に転属した際に地下区間を走行できるようにする為である。前照灯は貫通扉上部にLEDのものを2灯、左右に種別・行き先表示器を設置した。側面はレーザー溶接で組み立てられた為、ビードが無くなっており、継ぎ目の部分にはステッカーが貼られている為見た目はすっきりしている。車内はこれまでと同じくオールロングシートとしたが、袖仕切りが大型のものが採用され、青のモケット張りとなっている。この袖仕切りは出入り口側に出っ張り、座席側は窪んでいる。LCDはワイドサイズのものが千鳥配置で設置されている。下回りも一新され、主電動機に永久磁石同期電動機(PMSM)が搭載された。台車はボルスタ付きのものに戻された。製造メーカーは近畿車輌とされた。
2015年にまず6両編成1本が神戸線に投入され、3000系6両編成1本を置き換えた。2017年には更に6両編成3本が神戸線に投入された。今後、神戸線に残る3000系の置き換え用として増備されていく見込みである。