12020系

●概要
奈良線及び地原線のスピードアップと1500系の置き換えを目的に製造した車両。12000系と比べコストダウンを図り、大量増備に向いた設計とした。
●諸元
形式 12120(M1)、12220(M1)、
       12620(Tc')、12720(Tc)
編成 4両編成
製造 2018年〜製造中
営業最高速度 110km/h
設計最高速度 130km//h
起動加速度 2.5km/h/s
減速度 3.5km/h/s(常用最大)
          4.2km/h/s(非常)
最大寸法 長さ 18880mm
             幅 2800mm
             高さ 4067mm
車体材質 軽量ステンレス
主電動機 全密閉式かご形三相誘導電動機
             MB-5158-B
出力 180kW×4基/両
駆動装置 TD平行カルダン
制御装置 VVVFインバータ制御
台車 ボルスタレス台車
制動装置 電気指令式ブレーキ
保安装置 阪神・山陽・阪急型ATS
●配置区所
花園検車場
●運用範囲 
奈良線(奈良ー日本橋)
環状線(日本橋ー日本橋)

2018年、奈良線の1500系の置き換え用として製造された。
地原線との相互直通運転を開始した2018年5月の時点で、1500系が奈良線の大多数を占めていた。これは、10000系が前面非貫通型で、地原線に相互直通運転が不可能であったことから、和歌山線の1500系とトレードした結果である。しかし、1500系も最高速度が100km/hであり、結果的に地原線内でスピードダウンとなってしまったこと、車齢は35年〜40年とKRT車の中ではまだ中堅の部類に入るものの、セミステンレスを採用してる為に老朽化が進行していることなどから早急な置き換えが必要であった。そこで、新型車両を追加で製造することにしたが、12000系はあくまで大量増備を見越した設計では無い為、コストが高くついてしまい、この車両で増備していった場合、2020年までの置き換えは不可能であった。この為、12000系を更にコストカットした車両を製造することにした。これが12020系である。
車体は12000系をベースとしつつも変更を加えた。前面は切妻とし、灯具類を全て上部に固めた。側面に関しては多数のメーカーが製造できるようにした為、sustinaのようなスッキリしたものでは無くなった。妻窓は廃止されている。車内もコストダウンを図ったものとした。証明はカバーを廃止し、灯具剥き出しとなった。車内案内表示器はLCDを廃止し、スクロール式のLEDを千鳥配置で設置した。仕切り板もこれまでのモケット貼りのものからガラス製の凹凸の無いものに変更、座席も低反発なバケットシートとした。化粧板もこれまでの模様入りから白の無地のものとし、側窓のブラインドはこれまでのフリーストップ式から引っ掛け式に変更した。下回りは基本的には12000系をベースとしたが、基本編成が4両編成か6両編成となる為、電動車を中間車に配置し、先頭車を制御車とすることで先頭車の設計の共通化を図り、コストダウンを図った。