4200系

●概要
2000年、姫路線の高速化・省エネ化の為に1200系をVVVFインバータ化・台車のボルスタレス台車化改造したもの。その後、1500系や3200系、5000系も種車となり、多種多様な外観となったが、基本的な性能は同一である。
●諸元
形式 4200(Mc)、4300(M')、
       4800Tc)、4900(T)
編成 4両編成
製造 1959年〜1984年
営業最高速度 110km/h
設計最高速度 110km/h
起動加速度 2.4km/h/s
減速度 4.0km/h/s(常用最大)
          4.5km/h/s(非常)
最大寸法 長さ 18880mm
             幅 2800mm
             高さ 4067mm
車体材質 オールステンレス
主電動機 三相かご型誘導電動機
出力 130kW×4基/両
駆動装置 TD平行カルダン
制御装置 VVVFインバータ制御
台車 ボルスタレス台車
制動装置 電磁直通ブレーキ
保安装置 阪神・山陽・阪急型ATS
●配置区所
二見車庫
有馬車庫
●運用範囲 
姫路線(神戸ー姫路)
神戸線(三宮ー神戸)
有馬線(宝塚ー税関前)

2002年、神戸線の1200系を姫路線に転属する際にVVVFインバータ制御化した車両であり、関西都市高速鉄道初の新形式である。
姫路線は当時、900系や1000系初期車が残存しており、早急な取り替えが必要であった。しかし、民営化したばかりの関西都市高速鉄道には新車を投入する程の財力が無く、姫路線に新車を投入することが困難であった。そこで、余剰気味になっていた神戸線の1200系を姫路線に転属させ、転属の際に機器類を新品にすることで新車と同等の性能を確保することにした。こうして登場したのが4200系である。
車体は種車の流用となり、大きな改造は行わなかったが、台車は新品のボルスタレス台車にし、制御装置はGTO組織のVVVFインバータ制御とした。パンタグラフも新品の下枠交差型パンタグラフとした。
2002年に西宮工場の1200系4両編成2本が8000系投入により余剰となり、4200系へ改造の上姫路線に転属した。更に、2003年には吹田検車場の1500系6両編成5本を4両編成5本に、西宮工場の3200系3両編成2本を4両編成1本に改造し、姫路線に転属した。このグループは種車は違ったが、基本的な改造内容に変更はなかった。
2004年から、二次更新工事車が登場した。二次更新工事とは、一度更新した車両又は近年になってリピート生産した旧式車両を8000系かそれ以上のレベルに引き上げる工事である。主な改造内容は化粧板貼り替え、床敷物の貼り替え、シートモケットのバケットタイプ化、元1500系の側扉交換などである。
2007年からは5000系改造の4200系が登場した。これは、当時非冷房の5000系の廃車を進めていたが、このうち増結用として製造された5700形がまだ車齢が比較的若かったことからこれらの車両を活かすことにしたもの。具体的には、56両ある5700形を4両編成14本に組み替え、そのうち28両を先頭車化改造し、電装するというもの。このグループでは電装品が9000系と同一のものとなっており、従来の4200系とは異なっている。これらの車両は二見車庫に2本配置された他、有馬車庫にも12本が配置された。
2018年現在、二見車庫に4両編成10本、有馬車庫に4両編成5本が配置されている。