9300系

3扉・転換クロスシートを装備した近郊形車両
2006年に神戸線・神姫急行本線梅田〜姫路間の特急・快速用としてデビューした当社初の近郊形車両です。2009年からは京都・新大阪線河原町〜梅田間の特急用としても導入しました。
混雑緩和の為、通勤形車両と同様の3扉としつつも、扉間を転換クロスシートとしたセミクロスシートとし、長距離をより快適にご利用いただけるようにしました。種別・行先表示器には当社初のフルカラーLEDを採用しました。車体に川崎重工製の2シート工法を採用しつつも換気を確保する為、側窓には内折れ窓を採用しました。2009年デビューの京都線用では、一部固定窓を採用し、景観の向上を図っています。
又、KRT初の新形式となる為、車体・内装のデザインを一新し、白とコーポレートカラーの青を採用することで「新しいKRT」をイメージするとともに、前面デザインを曲線のあるブラックフェイスとしつつも貫通扉を中央・前照灯を上部・標識灯を下部に配置することで、近未来的なデザインと関西私鉄らしさを両立しました。